「あの日」を読みました。

「あの日」を読みました。

小保方さんの著書「あの日」を読みました。
世の中、小保方さん個人へのパッシングが激しいですが、自分は小保方さん擁護派です。
これもシンプルな話で、いくら実力があっても一人であの大組織を動かし、不正を行うのは難しいと考えたからです。

この事件はよってたかって大きな組織が小保方さん一人を悪者にすることで問題解決を図り結果的に成功しましたが、これと同じような構図はどこの組織にも大なり小なりかならずあります。

それまで順調だったのに、ある時梯子を外され孤立してしまう。周囲に相談してプロジェクトを進めてきたのに、結果的に自分一人が悪いことになっている・・よくあります。こんな話。形を変えていろいろなシュチエーションが存在すると思います。

この事件は、小保方さんを貶めるために仕組まれていたわけではありません。もっと別の思惑があったはずです。結果的に小保方さんの物事の管理能力が低かったため(結果的にはルーズだったということだと思いますが)に、恣意的に利用されたのです。

小保方さんが反省すべきは、まさに物事の管理能力だと思うのですが、著書の中で反省がなかったのは少し寂しいように思いました。

著書の中の一文を引用します。

検証実験中「あなたが大変なのは、しょせんは身から出たサビだ」と言った相澤先生の言葉が頭から離れなかった。涙ぐむと、「何を甘えている」と怒鳴られた。私が苦しいのは当然の罰なのだと、みんなが思っているのもわかっている。それでも、どうしても、苦しかった。人生のいつのどの判断が間違っていたのか、何度も何度も考えた。

前置きが長くなりましたが、チーム管理やプロジェクトの管理などをしている人は小保方さんと同じ状況に追い詰めれることもままありますので、注意しましょう。
自分以外の人に仕事を依頼して、~してくれているだろうとか、こうなっているだろうなどと、自分に都合のいいように解釈していませんか?仕事がうまく回っているときはそれでいいかもしれませんが、仕事がうまく回らなくなった時に、誰かが「聞いてません」って一言ですべてがひっくり返っちゃいますよ。
プラン・ドゥ・チェックです。で、そのエビデンス(証拠)を残しておくことです。自分を守るにはそれしかありません。

小保方さんには、この本の印税でもう一度研究に戻れるように勉強をしてもらい、ぜひともリベンジをしてもらいたいと思います。

早稲田の博士号剥奪は茶番だと思うし、自らのアホさ加減を世に知らしめたという意味では、歴史に残る愚行だと思います。

個人的には、本事件のキーマンの動向は今後もウオッチしていきたいと思います。

書籍に関しては読むべき内容もなく、人にお勧めできません。

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