なかなか読書の時間が取れないので、この冬休みの正月三が日は一切仕事をしないと決めて、読書をすることに。
大好きな作家の浅田次郎先生の新刊を楽天koboの電子書籍で購入して一気読みしました。
紫禁城を追われたラストエンペラーを我らが梁文秀と春児がサポートしていくという物語です。
天子蒙塵はまだ完結しておらずこれから3巻目以降が発売される予定です。
浅田先生は時々東京競馬場のパドックで見かけます。
昔から大好きな作家で、やくざシリーズからすべての作品が愛読書です。
その中でも、「きんぴか」「プリズンホテル」「天切り松」「蒼穹の昴シリーズ」「壬生義士伝」短編では「ラブレター」は何度読んでも読み飽きません。
この天子蒙塵は蒼穹の昴シリーズの最新刊になると思いますが、蒼穹の昴が刊行されてからすでに20年経っていることに驚きました。
歳も取るわけです。
蒼穹の昴シリーズは下記のシリーズがあります。
『蒼穹の昴』(1996年)
『珍妃の井戸』(1997年)
『中原の虹』(2006 – 2007年)
『マンチュリアン・リポート』(2010年)
『天子蒙塵』(2016年)
上記の刊行年月日を見ると、ちょうど『マンチュリアン・リポート』の時期に仕事先が変わり電車通勤でなくなったのを境に読書量が減ったように思います。
自宅にいるとつい目先の作業をしてしまい(というかしないと後で大変なので)読書に回す時間がなくなってしまいます。
最近は旅行の移動中やホテルでのんびりしているときが唯一の読書の時間になりがちです。
読書は楽しいので、ついつい読書にのめりこんでしまい睡眠時間や仕事の時間を削ってしまいますね。
今回も、天子蒙塵2巻を読んでしまったため、蒼穹の昴シリーズを順番に読み始めてしまいました。現在1月9日ですが中原の虹の3巻まで読んでます。
蒼穹の昴シリーズはシリーズにより主人公が変わりますが、僕にとってのこのシリーズの主人公はいつでも春児、玲玲(りんりん)、文秀です。
今後も彼らがどうなっていくのかを楽しみにシリーズの完結を待ちたいと思います。
浅田先生においてはシリーズ完結まではしっかり長生きしてほしいですね。
話は変わりますが、浅田先生はJRAにて馬を所有されています。それらの馬の活躍を見ていると一勝の重みを感じます。一口馬主をやっている身ですが、よもすれば勝ち上がって当たり前、重賞に出走して活躍する馬がいなければダメなクラブ的な論調が見受けられますが、それは間違いなのです。競走馬で一勝することの難しさを浅田先生の所有馬をみていると思います。え?もちろん皮肉ではなく心からそう思っています。
僕は若い時に読書をあまりしませんでした。今考えるといろいろな本をもっと読んでおけばよかったと思います。
本をたくさん読むことで今よりましな人生になっていたかどうかはわかりません。ただ、人生でしでかした数多くの失敗は、読書による疑似体験によって回避できたのかもと思うことはあります。
ろくでもない人生でいろいろな人に迷惑をかけ生きてますが、その迷惑の一つも減っていたのでは思います。
だから若い人には、多くの書籍から読書を通じていろいろなものを吸収してほしいと思います。
娯楽が多様化された現代こそ書籍の重要性は高まっているのではないかと思います。
浅田先生の作品の好きなところの一つなのですが、浅田先生の作品にはかくあるべき男が数多く出てきます。決してかっこいわけではありません。ただ男(人)として持たなければならない矜持のありかについて明確な答えをもった男(人)がいっぱい出てきます。
今更ですが、自分も彼らに少しでも近づき人生を終わることができればと思います。
浅田作品を読んだことない方はまず「きんぴか」「プリズンホテル」「天切り松」「蒼穹の昴シリーズ」「壬生義士伝」短編では「ラブレター」のいずれかを読んでみてください。
一級の娯楽作品として楽しんでもらえると思います。
下記に電子書籍のリンクを作成しましたので、ぜひ読んでみてください。よろしくお願いいたします。
きんぴか(楽天kobo)
きんぴか(kindle)
プリズンホテル(kobo)
プリズンホテル(kindle)
蒼穹の昴シリーズ(kobo)